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気づくと、いつも足を組んで座っている。
組まないと、なんだか落ち着かない。
しかも、組む足はいつも同じ。
足を組むクセは、意志が弱いからではなく、体が楽な姿勢を探した結果かもしれません。
結論:足を組むのは、体を安定させるため。でも続くと左右差が育つ
先に結論からお伝えします。
足を組むと、筋肉をあまり使わなくても腰から下が固定され、姿勢を保ちやすくなります。
体はもともと左右対称ではないので、足を組むことでバランスをとっている、という見方があります[1]。
だから、足を組むと「楽」に感じるんです。
ただ、この楽な姿勢が毎日続くと、お尻や太ももの筋肉の使い方に偏りが生まれ、腰の負担にもつながりやすいと言われています[1]。
無理にやめるより、「組まなくても楽に座れる状態」をつくるほうが近道です。
なぜ足を組むと楽に感じるのか
座っている体を支える力が足りない
椅子に浅く座ったり、背もたれに寄りかかったりすると、骨盤が後ろに倒れます。
すると、上半身を支えるのに余計な力が必要になります。
足を組むと、脚で骨盤をロックするような形になり、少ない力で座っていられます。
片側に体重をかけるクセがある
立つときにいつも同じ脚に体重をかける。
バッグをいつも同じ肩にかける。
日常の片側グセがあると、座ったときも同じ側に傾きやすく、足を組む方向も決まってきます。
日常の片側グセについては、こちらでも詳しく書いています。
関連記事:いつも同じ側の肩だけこる。その「片側グセ」を見直してみませんか
足を組むのは悪いクセではなく、体からのサイン。「なぜ組みたくなるのか」に目を向けると、整え方が見えてきます。
足を組むクセが続くと、体に起きやすいこと
| 体の場所 | 起きやすいこと |
|---|---|
| お尻 | 上にのせた側のお尻の筋肉が引き伸ばされ、使われにくくなる |
| 太ももの外側 | 外側の筋肉ばかりが働き、張りやすくなる |
| 腰 | 骨盤が傾いた状態で座り続け、腰に負担がかかりやすい |
| 背中・肩 | 骨盤の傾きを補うように背骨が曲がり、肩の高さに左右差が出やすい |
お尻と太ももの使い方の偏り、そして腰への負担は、足を組むクセのデメリットとしてよく挙げられます[1]。
組まなくても楽に座るためのコツ
椅子に深く座り、両足の裏を床につける
深く座って両足の裏を床へ。骨盤が立つと、足を組まなくても座りやすくなります。
- お尻を背もたれのほうまで深く入れる
- 両足の裏を床にしっかりつける
- 左右のお尻に、同じくらい体重がのっているか感じてみる
- 足が床に届かない場合は、足台やたたんだタオルを置く
両足が床につくと、脚で骨盤を固定する必要がなくなります。
それだけで、足を組みたくなる回数はぐっと減ります。
座り方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
関連記事:猫背は根性で直らない。デスクワークの座り方から見直す3つのポイント
組んでしまったら、反対側も組む
どうしても組みたくなったときは、ときどき反対側の足も組んでみてください。
「いつも同じ側」を崩すだけでも、偏りはたまりにくくなります。
股関節まわりをゆるめておく
股関節まわりが硬いと、両足をそろえて座る姿勢がつらく感じやすくなります。
座ったまま、股関節まわりをゆっくりゆるめる時間を。
- 床に座り、両足の裏を合わせる
- 背すじを伸ばしたまま、ひざを無理なく床のほうへ下ろす
- ゆっくり5呼吸して、股関節の内側がゆるむのを感じる
よくある質問
Q. 足を組むと骨盤がゆがむと聞きました。
骨盤そのものが大きく形を変える、と言い切れるものではありません。
ただ、筋肉の使い方に左右差が生まれ、姿勢の傾きとして表れることはあります。
Q. 足を組むのを完全にやめたほうがいいですか。
たまに組むくらいなら、気にしすぎる必要はありません。
長時間、毎日同じ側で組み続けることを避けられれば十分です。
Q. 床に座るときの横座りも同じですか。
横座り(いわゆる「お姉さん座り」)も、片側に体重がかかる座り方です。
左右を入れ替えたり、あぐらや正座と組み合わせたりするのがおすすめです。
まとめ
足を組むのは、体が座っている姿勢を安定させようとしているサインです。
ただ、同じ側で組み続けると、お尻や太ももの使い方に偏りが生まれ、腰の負担にもつながりやすくなります。
深く座る。
両足の裏を床につける。
組むなら左右交互に。
まずは今日、椅子に深く座り直すところから試してみてください。