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授乳が終わって顔を上げると、首がギシッと固まっている。
1日に何回も、何十分も、同じ姿勢。
夜中の授乳のあとは、肩から背中までずっと重い。
授乳中の首や肩のつらさは、前かがみの姿勢が積み重なったサインかもしれません。
結論:授乳中のつらさは「のぞき込む姿勢」の積み重ね
先に結論からお伝えします。
授乳中は赤ちゃんをのぞき込む前かがみの姿勢が続きやすく、首まわりのこりにつながりやすいと言われています[1]。
この姿勢がくり返されると、首のカーブが失われた状態がクセになることもあります[1]。
授乳の回数は減らせません。
だからこそ、1回1回の姿勢を少しだけ楽にすることが、首と肩を守る近道になります。
なぜ授乳で首と肩に負担が集まるのか
頭が前に出ると、首の負担は大きくなる
人の頭は、思っている以上に重さがあります。
まっすぐ立っていれば、その重さは背骨全体で受け止められます。
ところが頭が前に出ると、首の後ろの筋肉だけで支えることになります。
授乳中の「のぞき込み」は、まさにこの状態です。
赤ちゃんの位置が低いと、体が迎えにいく
赤ちゃんの位置が胸より低いと、自分の体を丸めて近づけることになります。
背中が丸まり、肩が内側に入り、首が前に出る。
この姿勢が、1日に何度もくり返されます。
力が入ったまま、抜けない
慣れない時期は、赤ちゃんを落とさないように無意識に肩に力が入ります。
肩をすくめたまま授乳を続けると、肩まわりの緊張がなかなか抜けません。
授乳姿勢のつらさは、我慢で乗り切るものではありません。高さと支えを変えるだけで、体の負担は変わります。
授乳中に意識したい姿勢のポイント
| チェックすること | 楽にするための工夫 |
|---|---|
| 赤ちゃんの高さ | 授乳クッションやたたんだバスタオルで、胸の高さまで上げる |
| 背中の支え | ソファや壁に背中をあずけ、クッションですき間を埋める |
| 肩の力 | 授乳を始めたら一度、肩をストンと下ろす |
| 足もと | 低い台に足をのせると、骨盤が安定しやすい |
赤ちゃんを「迎えにいく」のではなく、クッションで高さを合わせる。
いちばん効果を感じやすいのは、赤ちゃんの高さを上げることです。
体を赤ちゃんに近づけるのではなく、赤ちゃんを体に近づける。
それだけで、首ののぞき込みはかなり減ります。
授乳のあとにできる首まわりのケア
授乳が終わったら、30秒だけ首をいたわる時間をつくってみてください。
- あごを軽く引き、頭を後ろにスライドさせるように首の後ろを伸ばす(3回)
- 片手を頭にのせ、重みにまかせて頭を横に倒す(左右ゆっくり3呼吸ずつ)
- 両肩を後ろに大きく回して、胸を開く(5回)
手の重みにまかせて、首の横をゆっくりのばします。
ぐいぐい引っぱる必要はありません。
「伸びて気持ちいい」と感じるところで止めてください。
授乳中の前かがみ姿勢が続くと、顔の印象にも表れやすくなります。
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抱っこによる肩こりについては、こちらで詳しく書いています。
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夜間授乳のときに気をつけたいこと
夜中の授乳は、眠気でつい姿勢が崩れがちです。
ベッドの上で授乳するなら、背中にクッションを入れて、もたれられる場所をつくっておくと楽になります。
添い乳をする場合は、首だけをひねった姿勢にならないよう、枕の高さにも気を配ってみてください。
よくある質問
Q. 授乳クッションがない場合はどうすればいいですか。
たたんだバスタオルや、ふつうのクッションを重ねるだけでも代わりになります。
大事なのは、赤ちゃんが胸の高さにくることです。
Q. 首や肩のつらさが、授乳期が終われば自然に戻りますか。
授乳が終われば姿勢の負担は減りますが、前かがみのクセが残ることもあります。
授乳期のうちから、姿勢をリセットする習慣をつくっておくと安心です。
Q. 手のしびれや頭痛もあります。
しびれや頭痛をともなう場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
まとめ
授乳中の首と肩のつらさは、赤ちゃんをのぞき込む前かがみ姿勢の積み重ねから起きやすくなります。
赤ちゃんの高さを上げる。
背中をあずける。
肩の力を抜く。
次の授乳では、まずクッションを1枚足すところから試してみてください。