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「うつ伏せ寝、やめたほうがいいのはわかってるんです」。
でも、仰向けで寝ついたはずなのに、朝はうつ伏せ。
そういう方、意外と多いんですよね。
うつ伏せ寝をやめたいとき、見直したいのが枕です。
うつ伏せに戻ってしまう理由が、枕の高さや、横向きのときの体の置き場所にあることも少なくありません。
この記事では、首がねじれる理由と、横向きに移りやすい枕の選び方・抱き枕の使い方を整理していきます。
結論:うつ伏せ寝をやめたいなら、枕は「横向きで首がまっすぐになる高さ」で選ぶ
先にお伝えしておきます。
うつ伏せ寝をやめたいときの枕は、横向きになったときに鼻筋と胸の中心がまっすぐそろう高さで選び、抱き枕で体の前に支えをつくります。
うつ伏せでは、息をするために頭を横に向けるので、首がねじれた形になりやすいとされています[1]。
横向きは、そのねじれが起きにくい姿勢です。
ただ、横向きで枕が低いと首が傾いてつらくなり、結局うつ伏せに戻ってしまう。
だから、枕は「横向きのしやすさ」で選ぶのがポイントなんです。
なぜうつ伏せ寝は、首と腰に負担がかかりやすいのか
息をするために、首を横にひねる
うつ伏せで寝ると、顔を真下に向けたままでは息ができません。
そのため頭を左右どちらかに向けることになり、首がねじれて、背骨のほかの部分とまっすぐに並ばなくなると説明されています[1]。
一晩のうち何時間も、首を片側にひねったまま。
朝、首の片側だけが張っている感じがするのは、このためかもしれません。
胴体が沈んで、背中が反りやすい
体の中でいちばん重いのは胴体です。
うつ伏せでは、その重さでお腹まわりがマットレスに沈み、背中が反って背骨が自然な並びから外れやすいとされています[1]。
柔らかいマットレスほど、この沈み込みは大きくなります。
関連記事:反り腰の人のマットレス選び。硬さで失敗しないための3つの基準
寝返りが打ちにくい
睡眠の専門医は、うつ伏せ寝は寝返りがしにくくなり、睡眠の質が悪くなる可能性もあると解説しています[2]。
寝返りは、同じところに体重がかかり続けないようにする大事な動きです。
関連記事:寝返りが少ないと体が痛くなる?朝のこわばりと寝具の関係
うつ伏せ寝そのものより、「首をひねったまま」「腰が反ったまま」の時間が長いこと。見直したいのは、そこなんです。
寝る姿勢ごとの、首と体の状態
まずは、うつ伏せと横向きで首の形がどう違うかを見比べてみてください。


| 寝る姿勢 | 首と体の状態 | 気にしたいこと |
|---|---|---|
| うつ伏せ | 頭を横に向けるため首がねじれる。お腹が沈んで背中が反りやすい | 首の片側の張り、腰の反り |
| 仰向け | 首と背骨をまっすぐに保ちやすい | 枕が合わないと首のすき間ができる |
| 横向き | 首のねじれが少ない。肩幅の分、高さが必要 | 枕が低いと首が下に傾く |
約5,000人に「ぐっすり眠れる姿勢」を聞いた調査では、横向き46%、仰向け34%、うつ伏せ18%という結果が紹介されています[2]。
うつ伏せが落ち着く人も、決して少なくないんです。
うつ伏せ寝が顔に与える影響については、こちらの記事で詳しく書いています。
関連記事:うつ伏せ寝が顔に与える影響。朝のむくみや片側のシワが気になる人へ
うつ伏せに戻ってしまう理由をセルフチェック
こんなことはありませんか
- 仰向けになると、枕が高くて首の後ろがつまる感じがする
- 横向きになると、下の肩がつぶれて首が下に傾く
- 横向きのとき、上の腕や脚の置き場所がなくて落ち着かない
- 朝、枕が外れている、または手を頭の下に入れている
当てはまるものが多いほど、うつ伏せの「クセ」より、枕や寝具の合わなさが関わっているかもしれません。
医師の解説では、知らないうちに枕を外しているのは枕が高すぎるサイン、手を頭の下に入れて寝ているのは低すぎるサインとされています[3]。
枕が高すぎると仰向けがつらくなる、とも書かれています[3]。
仰向けがつらい。
横向きも落ち着かない。
その結果、うつ伏せに落ち着く。
そういう流れ、けっこうあるんですよね。
うつ伏せ寝をやめたい人の枕選び、3つの基準
1. 横向きで鼻筋と胸の中心がそろう高さ
横向きで寝る人の枕は、顔の中心線と胸の中心線が一直線になり、床と平行になる高さが目安とされています[3]。
横向きで寝つく人は、仰向けの高さにプラス0〜1cmが目安という解説もあります[3]。
関連記事:横向き寝で肩が痛い人へ。枕選びで見落としやすい3つのポイント
2. 仰向けもつらくない高さ
寝ている間は、横向きだけで朝までいられるわけではありません。
仰向けになったときに首の後ろがつまらないことも大事です。
仰向けと横向きで必要な高さが違うので、両方を持てる枕かどうかを見てください。
関連記事:仰向けと横向き、両方で寝る人の枕の高さ。寝返りしても首が落ちない選び方
3. 寝返りしても頭が落ちない幅
横向きに寝返りしたとき、枕の幅が狭いと頭が枕から外れます。
そのまま顔がマットレスに近づくと、うつ伏せに転がりやすくなります。
うつ伏せをやめたい人の枕と寝具のポイント
- 高さ:横向きで鼻筋と胸の中心がそろう
- 両立:仰向けになっても首の後ろがつまらない
- 幅:寝返りしても頭が枕から落ちない
- 抱き枕:上の腕と脚の置き場所をつくる
いきなり横向きにしなくても、抱き枕で「半分横向き」から慣らしていく方法もあります。
今夜からできる、うつ伏せを減らす手順
睡眠の情報サイトでは、体の両側に硬めの枕や毛布、長い抱き枕を置くと、うつ伏せに転がりにくくなると紹介されています[1]。
今の枕で仰向けと横向きになり、首のつまりと傾きを確かめる
横向きで首が下に傾くなら、たたんだタオルを枕の下に敷いて高さを足す
体の前側に、長い抱き枕かクッションを縦に置く

横向きになり、上の腕と上の膝を抱き枕にのせる
夜中にうつ伏せになっていても気にしない。数日続けて、朝の首の感じをメモする
医師のコラムでは、「うつぶせ寝が健康にいいらしい」などの思い込みで窮屈な姿勢を続けると、寝つきが悪くなるとも書かれています[2]。
寝つくときは、好きな姿勢でかまいません。
うつ伏せが一番落ち着くなら、まずはうつ伏せで寝ついて、途中で横向きに移る。
それくらいの気持ちで十分なんです。
枕を見直すときの選択肢
タオルで高さの目安がつかめたら、枕そのものを見直すのもひとつです。
ここでは、横向きと仰向けの両方の高さを合わせやすい2つの枕を紹介します。
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オーダーメイド枕「マイ枕」(眠りの専門店マイまくら)
- 店舗で体を計測し、その場で枕を仕立てる
- 購入後の高さ調整・メンテナンスは何度でも無料(全国の店舗で対応)
- 体格や寝姿勢が変わったときも、店舗で合わせ直せる
| 向いている人 | 合わない人 |
|---|---|
| 横向きと仰向けの高さを、専門スタッフと一緒に決めたい | 近くに店舗がなく、通うのが難しい |
| 自分で高さを調整するのが不安 | 枕にかける予算をおさえたい(市販の枕より価格は高め) |
| 寝姿勢を変えていく途中で、見てもらいたい | まずは手持ちの枕とタオルで試したい |
公式サイトのよくある質問では、製作は約1時間で当日持ち帰りができ、高さ調整は全国の店舗で永年無料と案内されています[5]。
価格は、公式サイトのお仕立てギフト券で44,000〜55,000円(税込)の例が紹介されています(2026年10月確認)[6]。
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整体枕「THE MAKURA」(キュアレ)
- 三段構造で、硬めの2つの山が頭部と肩を支える形
- 1段目(頭をのせる部分)の中材を抜いて高さを調整できる
- 仰向け・横向きのどちらでも使える
- サイズは幅58×奥行38.5×高さ5cm。枕カバーは別売
| 向いている人 | 合わない人 |
|---|---|
| 店舗に行かず、自宅で少しずつ高さを合わせたい | 柔らかく沈み込む寝心地が好き(硬めの作り) |
| 横向きに寝返りしても、頭を落としたくない | 合わなかったときに返品したい(都合による返品は対象外) |
| 仰向けと横向きの両方で寝る | うつ伏せのまま寝続けたい(うつ伏せ用の作りではない) |
公式サイトによると、高さ調整は1段目の中材を紙コップ1杯分(約40g)ずつ抜いて行う案内です[4]。
価格は39,600円(税込・送料込)で、都合による返品は受け付けていないとされています[4]。
関連記事:首こりの枕、硬めと柔らかめどっちがいい?「沈んだあとの高さ」と寝返りで選ぶ硬さの基準
よくある失敗
| よくある見直し方 | 起きやすいこと | 見直しのポイント |
|---|---|---|
| 高い枕でうつ伏せを続ける | 首がひねられたうえに上へ反る | うつ伏せで寝つくなら、枕は薄めに |
| 仰向けだけで寝ようとがんばる | 寝つけず、かえって疲れる | 寝つきは好きな姿勢でいい |
| 横向き用に高さを足さない | 首が下に傾き、うつ伏せに戻る | 鼻筋と胸の中心がそろう高さに |
| 抱き枕なしで横向きになる | 上の腕と脚が前に落ちて、体がうつ伏せ側へ倒れる | 体の前に抱き枕を置く |
うつ伏せで寝つくときの枕は、仰向けの高さよりマイナス1〜2cmが目安という医師の解説があります[3]。
ごく薄い枕か、枕なしをすすめる情報もあります[1]。
関連記事:枕なしで寝るのは首にいい?合う人・合わない人の分かれ目
時間帯別:うつ伏せを減らしたい人の過ごし方
| 時間帯 | 見直したいこと |
|---|---|
| 夕方〜夜 | 長時間のうつむき姿勢のあとは、首をゆっくり左右に倒してほぐしておく |
| 寝る前 | 抱き枕やクッションを、ベッドの上に置いておく |
| 布団に入ったら | 寝つきは好きな姿勢で。眠くなってきたら横向きに移ってみる |
| 朝 | 起きたときの姿勢と、首の片側の張りがないかを確かめる |
よくある質問
Q. うつ伏せ寝は、やめたほうがいいですか。
首のねじれや腰の反りが気になる人は、見直す価値があると思います[1]。
ただ、うつ伏せでぐっすり眠れる人もいます[2]。
朝に首や腰がつらくないなら、無理に変えなくてもかまいません。
Q. 寝ている間に、いつの間にかうつ伏せになってしまいます。
寝ている間の姿勢は、意識では決められません。
体の前に抱き枕を置いておくと、うつ伏せ側に転がりにくくなります[1]。
Q. うつ伏せのとき、枕はどうすればいいですか。
仰向けの高さより低め(マイナス1〜2cm)が目安とされています[3]。
骨盤の下に薄い枕を入れて、お腹の沈み込みをおさえる方法も紹介されています[1]。
Q. 横向きで寝ると、肩が痛くなります。
枕が低くて、下の肩に体重がかかりすぎているのかもしれません。
肩が前に丸まっている人は、腕の置き場所も見直してみてください。
関連記事:巻き肩さんの寝方。横向きで肩が丸まる人へ、枕と腕の置き場所の見直し方
Q. 妊娠中もうつ伏せで寝ていいですか。
お腹が大きくなる時期は、横向きで寝ることがすすめられています[1]。
体調に合わせて、主治医や助産師に相談してください。
まとめ
うつ伏せ寝をやめたいときの枕は、横向きで鼻筋と胸の中心がそろう高さで選び、抱き枕で体の前に支えをつくります。
うつ伏せは、息をするために首をひねる姿勢です。
そして、うつ伏せに戻ってしまう理由が、横向きのしづらさにあることも少なくありません。
まずは今夜、タオル1枚で横向きの高さを足して、抱き枕かクッションを抱えてみてください。