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口コミの評価は高いのに、届いた枕がなんだか合わない。
通販で枕を買って、そんな経験をした人は少なくないと思います。
枕は、試し寝ができないまま買うことが多い寝具です。
しかも一度使うと、返品できないことがほとんど。
この記事では、枕を通販で買うときに失敗しやすい理由と、注文する前に自宅で確かめておきたいことを、体の構造から整理していきます。
結論:通販の枕は「今の高さを測ってから、合わせられるものを選ぶ」
先にお伝えしておきます。
通販で枕を選ぶときは、注文する前に自宅で「今ちょうどいい高さ」を確かめ、届いてから高さを合わせられる枕を選ぶのが、いちばん失敗しにくい方法です。
試し寝ができない分、自分の体の情報を先に持っておく。
そして、届いたあとに微調整できる余地を残しておく。
この2つがそろうと、「合わないのに返品できない」を避けやすくなります。
| お店で試して買う | 通販で買う | |
|---|---|---|
| 寝心地 | その場で確かめられる | 届くまで分からない |
| 敷き寝具 | お店のベッドで試す | 自宅の布団・マットレスで初めて試す |
| 情報 | スタッフに相談できる | 説明文と口コミで判断する |
| 合わなかったとき | 調整してもらえる場合がある | 返品できないことが多い |
なぜ通販の枕は失敗しやすいのか
合う高さは、人によって数cm違う
仰向けで寝たとき、顔がほんの少し足もとのほうを向く角度(5度ほど)が、首に負担の少ない目安とされています[1]。
その角度になる高さは、1〜6cmと幅があるとされています[1]。
体格による目安は、このくらいの幅があると言われています[2]。
女性・小柄・なで肩
2〜4cm
標準体型
4〜6cm
大柄・いかり肩
6〜9cm
口コミを書いた人と自分では、体格も首のカーブも違います。
「評価が高い枕」が、自分に合う枕とは限らない理由です。
自宅の敷き寝具で、ちょうどいい高さがずれる
柔らかいベッドやマットレスでは体が沈むぶん、枕は1cmほど低めがよいとされています[1]。
マットレスが柔らかく体が沈んでいると、相対的に枕が高すぎる状態になるという説明もあります[2]。
商品説明の「高さ〇cm」は、あくまで枕だけの数字です。
自宅の布団やマットレスの上でどう感じるかは、寝てみるまで分かりません。
関連記事:マットレスを変えたら枕が合わなくなった人へ。高さがずれる理由と、買い直す前に試したい調整のしかた
頭をのせると、枕は沈む
柔らかい素材ほど、頭をのせたときの沈み込みが大きくなります。
届いた枕の「見た目の高さ」と「寝たときの高さ」が違うのは、このためです。
関連記事:首こりの枕、硬めと柔らかめどっちがいい?「沈んだあとの高さ」と寝返りで選ぶ硬さの基準
届いた日の寝心地だけで、合う・合わないを決めないことも大切です。
試し寝ができないなら、自分の体の情報を先に持っておく。通販の枕選びは、注文する前にほとんど決まります。
注文する前に、確かめておきたいこと
注文前チェック
- 仰向けと横向き、どちらで寝ることが多いか分かっている
- 今の枕で「ちょうどいい高さ」をタオルで確かめた
- 寝ているのが布団か、柔らかめのマットレスか分かっている
- 届いた枕の高さを、自分で調整できるか確認した
- 返品・交換の条件を、公式サイトで読んだ
チェックが少ないうちは、注文を急がず、まず今の枕で高さを確かめるところから始めてみてください。
自宅で「今ちょうどいい高さ」を確かめる手順
いつもの布団・マットレスの上で、今の枕を使って仰向けになる
首の後ろに大きなすき間があるか、あごが上がっていないかを確かめる
低いと感じたら、たたんだバスタオルを枕の下に1枚ずつ足していく
横向きになり、鼻筋から胸の中央の線がまっすぐ床と平行になっているか確かめる
しっくりきた高さを、定規で測ってメモしておく
横向き寝の人は、肩幅の分だけ高さが必要になります[2]。
鼻筋から胸の中央の線が床と平行なら、高さが合っている目安とされています[2]。
首の後ろに大きな空洞があるのは、枕が低いか合っていないサインとされています[2]。
タオルで探した高さは、1〜2週間ほど試してから枕を選ぶと確かめやすいと言われています[2]。
詳しい測り方は、こちらの記事でまとめています。
関連記事:枕の高さの測り方。仰向けは「首のすき間」、横向きは「肩の幅」で、自宅で合う高さを確かめる手順
いつもの布団の上で、今の枕との「差」を確かめておきます。
選び方の基準:通販で見ておきたい3つのこと
① 届いてから、高さを調整できるか
中材を出し入れできる枕なら、測った高さと多少ずれていても合わせ直せます。
高さが変えられない枕は、数字が合っていないとそのままです。
② 返品・交換の条件
この記事で紹介する2つの枕も、どちらもお客様都合の返品は受け付けていません[3][5]。
「合わなかったら返品すればいい」と考えず、注文前に条件を読んでおくと安心です。
③ サイズと寝返りの幅
寝返りは一晩に30回ほどしているとされています[1]。
幅が狭いと、寝返りで頭が枕から落ちやすくなります。
仰向けと横向きの両方で寝る人は、幅もあわせて見てください。
関連記事:仰向けと横向き、両方で寝る人の枕の高さ。寝返りしても首が落ちない選び方
選択肢① 通販で買えて、自宅で高さを調整できる枕
届いてから、自分で中材を抜いて高さを合わせるタイプです。
試し寝ができない分を、自宅での調整でおぎなう考え方です。
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整体枕「THE MAKURA」(キュアレ)
- 公式サイトから注文できる(39,600円、税込・送料込)
- 三段構造。1段目の中材を抜いて高さを調整する
- 中材はゴムパイプ。サイズは1種類(幅58cm)
| 向いている人 | 合わない人 |
|---|---|
| お店に行く時間がとれない | 柔らかく沈み込む寝心地が好き(硬めの作り) |
| 届いてから少しずつ高さを合わせるのが苦にならない | 合わなかったら返品したい(都合による返品は対象外) |
| 仰向けと横向きの両方で寝る | 高さの調整は誰かに任せたい |
公式サイトによると、高さは1段目の中材を、紙コップ1杯分(約40g)ずつを目安に抜いて調整するよう案内されています[3]。
体が慣れないときは、1週間ほど「5〜10分だけ使って寝る」慣らし期間をすすめる説明もあります[3]。
返品・交換は、汚損・破損・注文と異なる商品だった場合に、到着後7日以内の連絡で対応とされています[3]。
お客様都合の返品はできないので、高さを調整して使う前提で考えておくのが安心です。
選択肢② 試せないのが不安なら、お店で測って仕立てる
どうしても「試さずに買う」のが不安な人もいると思います。
その場合は、お店で体を測って仕立てるオーダーメイド枕という選び方もあります。
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オーダーメイド枕「マイ枕」(眠りの専門店マイまくら)
- 店舗で体を測り、その場で枕を仕立てる
- 製作は約1時間で、当日持ち帰りができる
- 購入後の高さ調整・メンテナンスは永年無料
| 向いている人 | 合わない人 |
|---|---|
| 試さずに買うのが不安 | 近くに店舗がなく、通うのが難しい |
| 体を測ってもらいながら決めたい | お店に行く時間がとれない |
| 買ったあとも調整に通いたい | 予算をおさえたい(市販の枕より価格は高め) |
公式のよくある質問によると、店舗での製作は約1時間で当日持ち帰りができ、メンテナンスは永年無料とされています[4]。
ただし、お客様都合による返品・交換は原則受け付けていないとされています[5]。
通える店舗があるかは、公式サイトの店舗一覧で確かめてください[6]。
オーダーメイドと調整できる枕の違いは、こちらで比べています。
関連記事:ストレートネックの枕、オーダーメイドと「自分で調整できる枕」どっちがいい?選び方を比較
届いてからの慣らし方
新しい枕に体が慣れるまで、1〜2週間かかる場合もあると言われています[2]。
届いた日に「合わない」と決めず、少しずつ高さを合わせていきます。
- 最初の数日は、注文前にメモした高さに近づけることを目標にする
- 調整は一度に大きく変えず、少しずつ
- 朝の首の感じを、数日分メモしておく
3週間以上たっても痛みが続く、しびれを伴うときは、その枕は合っていない可能性が高いとされています[2]。
関連記事:新しい枕にしたら首が痛い。慣れを待つか、合っていないのかの見分け方と、高さの合わせ直し方
朝の首の感じを数日分メモしておくと、調整の目安になります。
よくある失敗
| よくある選び方 | 起きやすいこと | 見直しのポイント |
|---|---|---|
| 口コミの評価だけで決める | 書いた人と体格・寝姿勢が違う | 自分の高さを測ってから選ぶ |
| 商品説明の「高さ〇cm」だけを見る | 敷き寝具と沈み込みで高さがずれる | 自宅の布団の上で確かめた高さと比べる |
| 返品できる前提で注文する | 都合による返品ができない | 返品条件を先に読む |
| 届いた日に合わないと決める | 体が慣れていないだけのことも | 1〜2週間は調整しながら様子を見る |
時間帯別:枕を選ぶ前後の過ごし方
- 注文前の夜:いつもの布団の上で、タオルを足して「ちょうどいい高さ」を探す
- 注文前の朝:起きたときの首の感じをメモする
- 届いた日の夜:メモした高さに近づけてから寝る
- 届いて1〜2週間:朝の首の感じを見ながら、少しずつ調整する
タオルで高さを探すときは、こちらも参考にしてください。
関連記事:タオル枕は首こりの人がずっと使っていい?作り方と高さの確かめ方、タオルから枕に替えるタイミング
よくある質問
Q. 通販の枕は、口コミの数が多いものを選べば安心ですか。
口コミは参考になりますが、書いた人と自分では体格や寝る向きが違います。
自分の高さを測ってから比べると、口コミの読み方も変わってきます。
Q. 商品説明に「高さ〇cm」とあれば、それで選んでいいですか。
枕だけの高さと、頭をのせて敷き寝具の上で寝たときの高さは違います。
自宅で確かめた高さと比べたうえで、調整できるかもあわせて見てください。
Q. 届いた枕が高すぎると感じたら、どうすればいいですか。
中材を抜けるタイプなら、少しずつ減らして様子を見ます。
調整できない枕なら、柔らかいマットレスの上で使っていないかも確かめてみてください[1]。
Q. 首や腕にしびれがあります。合う枕を通販で探せば大丈夫ですか。
しびれが続く、強くなる場合は、枕の問題と決めつけず医療機関に相談してください。
まとめ
通販で枕を選ぶときは、注文する前に自宅で今ちょうどいい高さを確かめ、届いてから合わせられる枕を選ぶのがいちばん失敗しにくい方法です。
口コミより、自分の体の情報を先に持っておく。
返品条件は、注文する前に読む。
届いてからは、1〜2週間かけて少しずつ合わせていく。
まずは今夜、いつもの布団の上でタオルを1枚足してみるところから始めてみてください。